目次
はじめての生肉
生肉って大丈夫?
愛犬のご飯に生肉って大丈夫?と思うかもしれませんが、大丈夫です。
そもそも犬の祖先はオオカミで、獲物と言えば動物の生肉や内臓でした。
現代の犬にもそのなごりは残っており、体内の構造は当時とほとんど変化はなく、むしろ生肉を食べさせることは犬にとっては喜ばしいご飯なのです。
はじめて生肉を与える
生肉初心者だと、どのようなお肉を選ぶか迷って悩んでしまうでしょう。
まず、犬用の生肉で販売しているものは安全です。
色々な種類の犬用生肉が販売されていますが、それなりに販売実績のあるお店のお肉は基本的に安心です。
ただ、はじめて生肉をあげる場合や、どのお肉がいいか迷っているのであれば「馬肉」がお勧めです。
馬肉は人間も生食として認められております。
なぜなら馬肉は体温が高く、清浄肉とよばれる衛生的なお肉なのです。
しかも牛肉や豚肉に比べて低カロリーであり、抗生剤やホルモン剤を投与せずに育てていることが多い動物だから安心して食べさせることができます。
お肉の種類・特徴を知る
愛犬の理想のお肉選び
お肉にはそれぞれ特徴がありますので愛犬にあったお肉選びが理想です。
【馬肉】
■安心安全なお肉の代表
人間の生食として認められているのが馬肉です。
馬肉には牛肉や豚肉に比べて体温が4~5℃高いため、寄生虫などが寄生しにくいというのが特徴です。
■低カロリー・高タンパク
馬肉は「低カロリー」「高タンパク」なお肉で、タンパク質は牛肉・豚肉の2倍以上で、脂肪分は牛肉の5分の1、カロリーは半分ほどしかありません。
■栄養素が豊富
牛肉や豚肉に比べて、グリコーゲン・ビタミンA・ビタミンE・鉄分・カルシウムが非常に豊富。
【鶏肉】
■高カロリーで低コスト
馬肉や鹿肉に比べてカロリーが高いので1度に与える量が少なくていいのでコストパフォーマンスに優れています。
そのため、多頭飼いや中型・大型犬、モリモリたくさん食べる愛犬にもお勧めです。
■良質なタンパク質
鶏肉に含まれるタンパク質は良質で、アミノ酸スコアが100という優れものです。
消化吸収もよく、コラーゲンも豊富で皮膚・被毛の健康維持にも非常にお勧めです。
【鹿肉】
■低カロリーで高タンパク
牛肉や豚肉に比べて、3分の1のカロリーで脂肪分が15分の1程度なのにタンパク質が豊富です。
■DHA・ブタミンB2・鉄分が豊富
ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含むというのも鹿肉の特徴です。
ビタミンB2は体重管理に、鉄分は栄養素の中でも吸収率が低く欠乏しやすいミネラルですが鹿肉には鉄分が豊富に含まれています。
■食物アレルギーでも安心
鹿肉に含まれるタンパク質は良質で、自然界で育っているの鹿は化学薬品などの有害物質を取り入れるような環境にいないためアレルギーになりにくいお肉と言えます。
【ラム肉】
■ビタミンB1・B2・Eが豊富
ビタミンB1・B2は栄養をエネルギーに変換してくれる大切な栄養素です。
ビタミンEは抗酸化作用により体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助けてくれます。
■L-カルニチン・不飽和脂肪酸が豊富
L-カルニチンは脂肪の燃焼をサポートし、コレステロールのコントロールしてくれます。
必須脂肪酸と呼ばれている体内で合成できない不飽和脂肪酸も豊富。
■タウリンを含有
疲れやすかったり老犬の毎日の健康維持、涙やけで悩んでいる愛犬にもお勧め。
生肉をあげるときのポイント
鮮度の良い生肉を!
生肉を与えるときに一番気を付けたいのは、やはり鮮度です。
外飼いや気温の高い時期に生肉を与える際は、食べ残しがないか確認するといいでしょう。
食べ残しがあった場合、傷んだお肉を食べてしまう可能性があるからです。
また脂肪が混じっていても取り除かず、そのまま与えても問題ありません。
脂肪分は太るというイメージですが犬にとっては重要なエネルギー源になりますし、鮮度の良い脂身は毛艶の健康維持にもかかせません。
体調を確認して与えよう
はじめて生肉を与えるときは愛犬の体調を見ながら、最初はティースプーンに軽く一杯くらいから与えて様子を見てください。
なぜなら、これまで生きた良性菌などをお腹に入れる生活をしていない場合、お腹を壊してしまうことがあるからです。
もしも下痢になった場合は、お水を与えて1食ご飯を抜いてあげて便の調子が戻ったらお肉の量を減らして少しずつ体内を慣らしていってください。
生肉だけで全ては補えない
生肉は総合栄養食にはなりませんので手作り食にする必要がありますが、手間がない場合はいつもの量の20~30%ほど減らしたドライフードに生肉を混ぜて与えてください。
犬は雑食動物で、野菜の栄養も必要です。
ですが野菜を直接あげても実は上手に栄養を吸収できない体になっています。
なので野生時代は、微生物で発酵した植物が詰まった内臓も一緒に食べて不足する栄養分を吸収していました。
現在では犬用の発酵野菜パウダーが販売されていますので、手作り食に混ぜてあげて不足する栄養を補ってあげることが愛犬の健康維持にもつながります。
気になる生肉は冷凍庫へ
傷んでしまっていてはダメですが、新鮮なお肉でも気になるようであればマイナス20℃の冷凍庫に48時間くらい入れておくと寄生虫は死滅しますので「お肉の日」などを決めておくと管理もしやすくなります。
最後に
やっぱり生肉がいい
現代では「ドッグフード」が主食で、これさえ食べていればOK!と考えてしまいがちですが、実際は皮膚の病気や、結石、腎臓病など人間のような病気が増えてきています。
これはドッグフードに、栄養素を吸収して利用するのが難しい穀物が量を増すために使用されていることも原因のひとつになっているのだと思います。
生肉は高タンパクで消化吸収にも優れているため、多くのタンパク質を必要とする犬にとって理想の食べ物であることには違いありません。
毎日食べてるフードのトッピングや「お肉の日」などを作ってあげて健康的な食生活サポートしてみてはいかがでしょうか。
犬用 馬肉|冷凍生馬肉 荒挽き 小分けトレー1kg [250g×4] カナダ産【a0013】
生のお肉には豊富な乳酸菌や酵素類が含まれているため、非常に消化に優れています。
さらに馬肉は低カロリーのため、体重が気になる愛犬におすすめです。
犬用 生肉|国産 一番鶏のネック骨ごとミンチ 【新鮮な鶏ミンチ】【a0017】
骨付き肉は、タンパク質・脂質・ミネラル等が身体の要求量をバランスよく満たしています。又、水分・ビタミン・ミネラル・酵素・良性菌類・抗酸化物質もたくさん含まれています。これらは、大変消化吸収がいいのが大きな特徴です。
食の細い仔でも十分なタンパク質が摂取できます。
犬用 鹿肉|天然 エゾ鹿生肉 小分けパック 北海道産【a0022】
エゾ鹿肉はタンパク質豊富&低カロリーなヘルシーお肉です。
多価不飽和脂肪酸も豊富に含まれており栄養バランスもバッチリ!
使いやすいトレーに入って手作り食のベースやトッピングにオススメです☆
犬用 生肉|ラム肉 荒挽き 小分けパック入り【a0030】
オーストラリア産 最高級ラム肉をお届けします。
生後1年以内の新鮮な仔羊の肉(ラム)はクセもなく柔らかな肉質で、子犬から老犬まで幅広く食べられるお肉です。
特にL-カルニチンを豊富に含むラム肉は健康的で引きしまった身体の維持には最適です。
また、タウリン・不飽和脂肪酸・鉄分・ビタミンB群を豊富に含んでいる、愛犬におすすめの食材です。