多様化する愛犬の食事事情。
定番のドライフードと、手作り食や生肉食。
この二つにどんな違いがあるのでしょうか?
メリット・デメリットを見ながらそれぞれの特徴をお伝えします。

ドライフードはやっぱりお手軽

現代を生きる愛犬たちの主食と言えば、ドライフードです。
簡単手軽に与える事が出来る総合栄養食でもあり、様々な犬種や体質に合わせた特性を持つ物も増えています。

アレルギーに配慮したものや病気の療養食、ダイエット食など様々な愛犬に合うものを選ぶ事が出来ます。
また、愛犬たちにとって必要な栄養素がバランスよく配合されています。

面倒な栄養やカロリーの計算をする必要が無く、体重や体調に合わせた量を与えるだけで良いのが特徴です。
そして、乾燥しているため長期間の保存が可能で、価格も色々選べるようになっています。
沢山の種類が発売されているので、内容や価格で納得するものを、飼主様が選ぶ事が出来ます。

ドライフードの良い所

総合栄養食であり、世界中の愛犬たちのほとんどが主食としているドライフード。
種類も価格も色々あり、また、比較される事も多いのでどんなものが良いのか途方に暮れる事もあります。
良いドライフードはやはり、

・良質なタンパク質を豊富に含む
・消化が良い
・オメガ3等の良質なオイルを含んでいる
・ビタミンミネラルがバランスよく配合されている

これらが必須条件となってきます。

人間が食べても問題ないと言われるヒューマングレードの安心安全な素材を使ったドライフードは、毎日の食事にはとても便利で信頼できるものになっています。
一昔前とは違い、嗜好性の為に入れられる添加物も減り、自然の素材で嗜好性を上げるように工夫もされているので、発がん物質など危険なものが入っているものは殆ど無くなってきていますが、低コストで作られたものに関しては、素材があまり良いものでは無かったりお肉の代わりに炭水化物や穀類が多く使われているというものがあります。
そう言ったものは極力避け、お肉の栄養がしっかりと入っているドライフードを選びましょう。

ドライフードの欠点

手軽にいつでも与える事の出来るドライフードですが、やはり足りない部分と言うものは必ずあります。
高温で処理をするドライフードは、実は完成された時点で沢山の栄養素が奪われています。

また、高温処理する事で消化に時間がかかり、本来身体に取り込まれるはずの酵素も消化に多く使われ、栄養として取り込まれる事が無くなってしまいます。

そのため、ドライフードには失った栄養素を補うため様々な添加物が多く含まれる結果になってしまいます。
添加物と言うとマイナスなイメージを感じる事が多いのですが、多くのドライフードメーカーは自然由来の安全な栄養添加物を使用しています。

自社で厳しい基準を設け、また第三者の評価も受けた素材を使っている事が多く、安心できるメーカーがほとんどです。
しかし、中には人工的な添加物を使って賞味期限を長くしたり、風味をつけたりするフードがある事も否めません。

そう言ったものを見極めて安全なフードを選ぶようにしましょう。
また、ドライフードは名前の通り乾燥しているフードです。

ドライフードを主食としている愛犬は水分が不足しがちになるので、水分不足にならないように気をつけてあげる必要があります。
ドライフードは乾燥して硬くなっていますので、あごの力が弱くなってきた高齢犬には、食べにくい、食べなくなると言った欠点もあります。

そんな時には、スープなどでふやかしてあげたりとひと手間が必要となります。
ただし、ふやかしたドライフードは歯に食べカスが付きやすく、歯石の原因になるというデメリットがあります。
そのため食後の定期的な歯磨は、しっかりとして歯の健康にも気をつけてあげましょう。

長期保存可能でも酸化してしまう

ドライフードは長期保存が可能な事がメリットで挙げられますが、一般的な食べ物は空気に触れると徐々に酸化が始まります。
特に、ドライフードには被毛や健康の為に多く油が入っていますが、その油が原因で酸化がより早まります。

酸化とは、空気中の酸素が食べ物に触れる事で過酸化脂質と言うものに変質する事を云います。
過酸化脂質とは、一種の腐敗になります。

この過酸化脂質は摂取を続けると愛犬の健康を害します。
動脈硬化や心臓疾患、アレルギーやガンなどの原因や、活性酸素を増加させるため老化の大きな原因にもなります。

そのためドライフードには酸化を防止する防止剤が入っています。
この酸化防止剤はアレルギーや健康を害するというリスクが報告されており、現在は化学的に作られた酸化防止剤は減ってはきています。

最近のドライフードに使用している酸化防止剤は天然成分由来の物が多いのですが、どうしても防止力自体が弱くなってしまいます。
酸化が始まってくると、油のきつい匂いやいつも以上のべたつきや愛犬が食べなくなってきたりします。

そうならない為に、ドライフードは密封容器に入れ高温多湿を避けて空気や光に触れない場所で保存した上で、一か月以内に食べきれる量を購入しましょう。
冷蔵庫で保存する場合は、冷蔵庫の出し入れで袋内部が結露し、カビの原因にもなりますので、一食ごとに分けて保存するようにしましょう。

生肉食って良いっていうけど、どんな風に良いの?

ここ数年で脚光を浴びている生肉。
生のお肉の扱いや入手法など、一般的なドライフードに比べて難しい所が多そうに感じる生肉食。

ですが、そんなイメージと比例して、健康に良さそう、毛艶が良くなりそうと言ったイメージも多いようです。

では、実際はどうなのでしょうか?

生肉の一番の良い所は、何と言っても自然食で豊富な栄養と、犬の身体に適した消化が出来るという事です。
犬の食性は本来生食である為人間に比べ腸が短く、炭水化物や穀類の消化が苦手です。

その為、生肉をメインとした食事は消化が早く体への負担が少なく、栄養が吸収されやすくなります。
生肉には、身体を活性化させ消化を助ける酵素がたくさん含まれています。

消化を助ける事で体内に必要な栄養素を素早く運び、吸収しやすくし、ビタミン類の成分を壊さずに体内に取り入れる事が出来ます。
免疫力のアップや、添加物によるアレルギーも予防できます。

生肉は高たんぱく低カロリーのものが多く、体重管理にも役立ちます。
ダイエットさせたいけれど無理はできないし、ダイエット用のドライフードは食べてくれない、と言った悩みがある飼主様にも、生肉食はおすすめできます。

近年では生のお肉を扱うお店が増え、生肉の質も人間が食べても問題のないものばかりです。

始めやすいおすすめ生肉①馬肉

その中でも、愛犬用として一番に名前が上がるようになってきた馬肉は、高たんぱくで低カロリーで、栄養豊富です。
牛肉や豚肉に比べカロリーが低く、たんぱく質が牛肉や豚肉の2倍以上含まれています。
それと反比例し、カロリーは半分ほど、脂肪分も牛肉の約半分ほどしかありません。
ビタミン類が多く含まれ、鉄分、カルシウムも非常に豊富に含まれています。
馬肉は、ほかのお肉に比べると体温が高く寄生虫がつきにくいため、人が生で食べることもできる安全な食材です。

始めやすいおすすめ生肉②鶏肉

コスト面で優れているのは、人も良く食べる鶏肉です。
鶏肉は馬肉やラム肉、鹿肉などに比べると低コストということもあり、その点でははじめやすいとも言えます。
ドライフードのメインのお肉になっていることも多く、普段食べなれた味なので愛犬たちもすんなり生肉でも食べてくれます。

馬肉や鹿肉に比べてカロリーが高いため、一度に与える量が少なく済むこと言う事もあり、多頭飼いやたくさん食べる子にも比較的続けやすい食材となっています。

鶏肉のコラーゲンは愛犬たちにももちろん効果的で、皮膚の健康や艶やかな被毛のためにも非常におすすめできます。
アミノ酸スコアも100と優れておいるため、消化吸収が良いのも鶏肉の良いところです。

年齢や体質に合わせて選ぶ生肉

高齢になってきた愛犬に与えたいのが、ラム肉です。
ラム肉にはビタミンB1・B2・Eが豊富に含まれています。

特にビタミンEは抗酸化作用があり、身体酸化から守り、健康で元気な細胞を維持するために欠かせない栄養素です。

人のサプリでもよく耳にするタウリンが含まれていることも、ラム肉が高齢の愛犬におすすめの理由です。
タウリンは疲労回復や滋養強壮などが期待でき、疲れやすい高齢の愛犬にはもってこいの栄養です。

また、タウリンが不足すると心臓トラブルや失明の原因になったりと、実は大きな役割を果たす栄養でもあります。
体内である程度合成のできる栄養ですが、高齢になってくると量も減るので、食事で補ってあげたい栄養になります。

そして、ラム肉は脂肪を燃焼する働きを持つL-カルニチンが含まれているので、体重を管理したい愛犬にもおすすめです。

同じように、鹿肉もまたカロリーが低く、アレルギーが起きにくいお肉です。
馬肉ほどではありませんが牛肉や豚肉に比べるとカロリーは3分の1と低く、たんぱく質が豊富です。
鹿肉には多くのDHAが含まれているのも特徴です。

ここまででお伝えしたお肉の中で一番アレルギーが出にくいのもこの鹿肉です。
鹿肉は野生で育っているものが多く、化学薬品などの有害物質を食べることがない食肉です。

普段からドライフードでも鹿肉を食べることは少ないため、2つの理由でアレルギーを起こしにくいお肉と言われています。

生肉の欠点

生肉を始めるに当たり、やはり一番気になるのはコスト面だと思います。
新鮮な生肉と言うのは決して安いものではなく、ドライフードと比べるとどうしても高価になります。

もちろん、ハイグレードで高級なドライフードと言うものもたくさんありますが、一般的な価格帯のドライフードと生肉を比べると生肉の方が高価になってしまいます。

特に、大型犬の一食を完全に生肉にすると、一日に使用する量は一キロ近くになり、そうなるとそれだけで2キロ位のドライフード一袋分以上になります。

中々それは現実的ではない金額です。
そして、生肉食は沢山の栄養がありすぐれたすぐれた食品ではありますが、完全栄養食ではありません。

犬の身体は生肉を消化するのにすぐれ野菜を消化しにくい構造ですが、野菜の持つ栄養が不要というわけではありません。

本来は草食動物の内臓などを食べ、消化された野菜の栄養を摂取している、いわゆる肉食に近い雑食です。
そのため、肉のみの食事では栄養が足りないことになります。

野菜や穀物は決して犬にとって不要なものではなく、消化吸収しやすく取り入れて、バランスよ組み合わせて与えることが大切です。

また、保存が冷凍や冷蔵と手間がかかる事などから、ペットホテルに預けるときなどに対応してもらえないということもあります。

バランスよくどちらも取り入れる

ドライフードと生肉、どちらも一長一短があり、絶対にどちらかが100%優れている、というわけではありません。
それぞれの良いところを日々の食事にとりいれていくことが大切です。

ドライフードだけでは不足しがちな水分や酵素を取り入れるため、ドライフードの量を2~3割程度減らして解凍した生肉をトッピングすれば、栄養バランスの良い食事になります。

週に一度、夜ご飯を完全生肉を使った手作りご飯にしてみたり、忙しい朝はドライフード、時間の余裕のある夜は生肉を使った手作り食など、飼主様の実践しやすいスタイルでドライフードと生肉食の良いところを取り入れた食事へ。

ドライフードの代わりとなる総合栄養食の生肉食と言うものも、最近では注目されてきています。
野菜や穀類を混ぜる必要がなく、解凍すれば食べられるお手軽な食事です。

ドライフードのように様々な栄養が含まれているため、それだけで食事として問題なく与えられます。
生肉が気になっているけれど手作りする時間がない、と言う飼主様には、総合栄養食の生肉食をおすすめします。
ドライフードへの生肉のトッピング、生肉を使った手作り食、そして総合栄養食の生肉食。

ライフステージやライフスタイルに合わせて選べる時代です。
それぞれの良いところを取り入れて、楽しい食事を与えてあげたいですね。





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