ビタミンC不足の犬が多い

重要な栄養素ビタミンC

人間にとって積極的に補った方が良い栄養素と言えば、ビタミンCが代表的でしょう。
何かと消費される栄養素ですが、現代人は不足傾向にあると言われ積極的に摂取することが推奨されています。

それは人間だけに限ったことではありません。
犬にとっても同じく重要な存在です。
ところが人間同様に不足傾向でもありますから、愛犬の健康のためにも補ってあげる工夫が必要となります。

では、そもそもなぜ犬はビタミンCが不足するのでしょう。
そこには人間と共通する理由も見られます。
ビタミンCが不足する原因としてはストレスが挙げられます。
犬もストレスを感じる生き物ですので、例えば飼い主が構ってくれない、邪見に扱われることが多い、長時間の留守番をしているなどの原因で消費される傾向があるのです。
他にも病気や感染症などによる肉体的なストレスによっても同じく消費が進んでしまいますが、これらは人間でも同じことが言えますので、人間と犬は近い生き物とも言えるでしょう。

ただ、人間と犬とでは大きく異なる点があります。
それは犬の場合、ビタミンCを体内で合成させられることです。
人間の場合は合成させることができないため、外から補ってあげる必要があります。
その点、犬は合成が可能なシステムを持っていますから、自ら補うことができるのです。

それならば人間のように外から補う必要はないと感じてしまうかもしれませんが、しかしながら、いくら合成ができるといっても限度があります。
犬が1日に合成できる量としては、最大で約60mgと言われており、これは体重に関係なく一定の数値です。
つまり大型犬の場合ですと、余計に不足しやすい状態にあると言えるでしょう。

なお、必要量はどの程度なのかと言えば、体格にもよりますが、500mg~3,000mgと言われています。
合成ができるにしてもまるで足りていない状況ですので、それゆえに人間のように外から補うことが大切とされているのです。

もし、不足状態にある場合、どのような影響が発生するのかも気になるところです。
当然のことながら必要なものが足りていないとあらゆる問題を引き起こします。

ビタミンC不足で起こるトラブル

病気のリスク

ビタミンCの働きとしては、まず歯茎の健康を保つために必要です。
人間の歯茎が不健康になると、口臭が発生したり歯周病によって歯を失ったりとトラブルが起こりやすくなりますが、犬にも同様のトラブルが発生します。
そしてもし歯周病が酷くなってしまうと、全身性疾患の発生リスクも高めてしまうという怖さもあります。
細菌が全身を巡るようになりますから、心臓や肝臓、腎臓などへの悪影響となり、最悪の場合は命にも関わってくることがあるのです。

体毛への影響

ビタミンCはコラーゲン生成にも関係してきます。
例えば毛ヅヤが良くない時にはコラーゲンが不足している可能性があります。
体毛のコンディションにも関係してきますので、ツヤがなくなりバサバサとした触り心地になってしまうことがあるのです。
その他にも骨や関節などの健康状態にも関連がありますから、不足することで愛犬の元気が損なわれやすくなります。

日々の健康維持に影響

活性酵素を活発化させるためにも役立っています。
酵素は健全な肉体活動のためにも欠かすことができない存在ですが、ビタミンCには酵素の働きを手助けする補因子としての役割もありますので、不足することで酵素の働きが低下しやすくなるのです。
生命を根底から支えているのが酵素でもあるため、サポートする栄養を不足させないことが健康の維持のためにも大切と言えるでしょう。

腸への影響

腸内環境を整えるための働きもあります。
腸には善玉菌が存在することをご存知の人は多いと思われますが、この善玉菌というのは健全な腸内環境を維持するために欠かすことができない存在です。
ビタミンCが不足すると善玉菌の活動も低下して便秘が起こりやすくなりますので、お腹の不調の原因にもなってしまいます。

免疫力への影響

免疫力にも関連がある栄養素です。
犬も人間と同じように様々な病気に見舞われることがありますが、例えば風邪が代表的でしょう。
そして風邪にかかりやすくなるのは免疫力が低下して、ウィルスや細菌に感染しやすくなるのが原因ですが、ビタミンが不足することで免疫力の低下を招いてしまうのです。
風邪を甘く見ると重篤な症状に見舞われることもありますから、免疫力を高くして病気にならないようにすることが大切です。

このようにビタミンCが不足することであらゆる問題が出てきます。
殆ど人間と同じようなトラブルが起こりますので、人が栄養面で注意するように愛犬についても気を配ってあげなければいけません。

愛犬も食べれる野菜

ビタミンCを多く含む野菜

愛犬のビタミンC補給のためにどのような食材を食べれば良いかと言うと、以下の食材が食いつきがよくビタミンCも豊富でオススメです。

・ブロッコリー
・カボチャ
・ピーマン
・さつまいも
・青菜
・いちご
・みかん

犬が食べれる代表的な野菜です。

壊れやすいビタミンC

小まめな摂取が大事

しかし、ビタミンCは壊れやすく上手に吸収するのが難しい栄養素でもありますので、たくさん食べても実際に吸収される量は、ごくわずかです。
さらにビタミンCは水溶性の栄養素なので長時間体内に留まっておくことができません。
そのため、小まめな摂取を行うことが理想的ですが毎回数時間おきに野菜を与えるというのは難しいものですので犬用のビタミンCサプリメントを与えると良いでしょう。

ビタミンCサプリメントは、ビタミンCを壊れにくいように成分を配合しているのでドッグフードに混ぜてあげたり直接舐めさせても良く、手間もかからず効率よく栄養を摂取できます。
愛犬の元気は毎日のご飯で作られますから、栄養をばっちり補える食事を提供することが大切です。

昨今では犬用サプリメントも沢山登場していますので、愛犬の健康管理のサポートとして活用してみてはいかがでしょう。





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