愛犬には生肉がオススメ!

犬はもともと肉食動物

犬はオオカミを祖先にもつ動物で正確には肉食動物になります。

ですが人間と共に暮らすようになり犬は雑食動物である人間の食べ物に合わせるように野菜や穀物などを消化できるように変化してきたといわれています。

ただ、犬の歯や顎は構造的に肉を食べる事には適していますが、すり潰して食べないといけない野菜や穀物を食べるには適してはいません。

更に内臓も草食動物に比べると腸も短く、決して野菜や穀物を消化しやすい構造になってはいないので野菜を食べさせる際には加熱して柔らかく吸収しやすくしてから与えるようにしましょう。

犬には生肉が必要

犬は肉食動物の特徴を多く残していますので現代の犬でも生肉の食事は、むしろ与えるべき食材といえます。
生肉の中でも馬肉は低脂肪・低カロリーでグリコーゲンをはじめ健康維持に重要な栄養素が豊富に含まれています。
また、馬肉にはアレルゲン数値が低いのも特徴で、アレルギーを起こすリスクが少ない食材になります。

しかも馬肉は牛肉や豚肉の1/2のカロリーなので肥満防止やダイエットにも期待できます。

身体を作る為に不可欠なたんぱく質、それを作る為に必要なアミノ酸がバランスよく含まれていたり、エネルギー源となるグリコーゲンが牛、豚、鶏に比べると3倍以上含まれています。

鉄分は牛や豚、鶏に比べて3~4倍多く含まれていて、その馬肉に含まれる鉄分は『ヘム鉄』と呼ばれる吸収しやすい鉄分という特徴もあります。
カルシウムも3~4倍多く含まれ、ビタミンA・Eも含まれています。また、代謝過程で必要な必須脂肪酸も豊富に含まれています。

牛や羊などの偶蹄目とは違い、奇蹄目である馬は狂犬病や口蹄疫のリスクもなく、体温が高い馬【牛や豚と比べて5~6度ほど高い)は寄生虫や細菌が少ないので、馬刺しとして生で食べる事ができ、低アレルギー食材として最適です。

犬に馬肉を与えるメリットとデメリットと与え方

馬肉のメリット

愛犬に馬肉を与えることで期待できることがあります。

・毛づやが良くなる
・皮膚トラブルの改善
・便の調子が良くなる
・食欲が上がる
・健康を維持する

馬肉は低カロリーなので老犬や減量中の犬のご飯としても最適であり、栄養素が豊富なので体調に問題がなければ積極的に与えたい食材です。

デメリット

馬肉を一気に食べすぎると嘔吐や下痢になる可能性があり過剰に摂取すると結石のリスクを高めてしまいますので、喜んで食べているからと過剰に食べさせないようにしましょう。

また、アレルギーが起こるリスクは少ないですが、犬の中には馬肉がアレルゲンとなる場合もあります。
アレルギー反応が出た場合には主に目の充血、下痢、嘔吐、腫脹、失神、蕁麻疹、元気消失等の症状が出る可能性があります。

他には、歯が汚れやすい、内臓に負担がかかる、ドライフードを食べなくなる、栄養が偏るなどのデメリットもあります。
また市販されている物は管理・処理されているため寄生虫や細菌の心配がとても可能性が低い食材ですが念のため注意して与えるようにしましょう。

生肉を上手に与えよう

馬肉を初めて食べさせる場合には消化系が慣れていないため一気に食べさせると嘔吐や下痢を起こす可能性があるので、少量ずつを普段のフードに混ぜてあげて与えるようにして犬の体が慣れてから食べさせる量を増やしていきましょう。
また、生肉には酵素が含まれますが加熱をしてしまうと壊れてしまい上手に吸収されなくなってしまうます。どうしても加熱したい場合は犬用の酵素サプリメントも一緒に混ぜて与えてあげるといいでしょう。
生肉を与える量ですが、愛犬の体重の1~2%が理想だと言われています。

馬肉を与える事には幾つかのデメリットもありますが、総合的に見て、健康を目指すのであれば最適な食材といえます。
ただ生肉だけではどうしても栄養が偏ってしまうので生肉はご飯の「トッピング」という感覚で、いつものフードに混ぜてあげたり手作り食のトッピングとして与えると愛犬も喜び、より理想的な栄養バランスが摂取できるようになります。

どのような食材でも与えすぎは逆効果になってしまいますので、喜んで食べるからとドンドン与えず、そこはグッと我慢してフードに少量を混ぜるなどして愛犬の様子を見ながら与えるようにしましょう。





犬用 馬肉|冷凍生馬肉 荒挽き 小分けトレー1kg [250g×4] カナダ産【a0013】

生肉を食べることで尿が酸性よりに傾くことで、結石の危険因子から遠ざけることができます。
また、ドライフードと違い、生肉には水分量も多いので、結石の原因でもある水分量不足にもお勧め!